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Channel: fimo
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コンクリランカー

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12/23(Sun.)

2012年も、あと一週間弱。

焦る晩秋はとうに過ぎ去って、個人的には、一年の中で最も真剣に魚を追わなければならないシーズンに突入致しました。

真冬の港湾は易しくない故。


この日は、もしかすると、年内最後の釣行となってしまうかもしれないということで、釣り場選びも慎重に。

仕事から帰宅後、天気や潮をチェックしたものの、考えがまとまらず、深夜2時に就寝。

当然、翌朝はまともに起きることができず、選択肢は、ほぼ皆無に・・・


仕方なく、寝坊助にやさしい毎度のシャローへ博打強行。

風も潮もほとんど役に立たない状況。0か1かそんな見積もり。


案の定、釣り場に立てば、流れは皆無。風もお愛想程度。

唯一の救いはウネリが残っていること。

僅かな希望にすがるようにサラシポイントを蹂躙するも、無反応・・・。


投げ続けること2時間。満潮まで1時間弱といったタイミングで、気持ち程度に風が上がる。

潮位も手伝って、波が大きくなる箇所がちらほらと。


ここで、過去に巻かれてバラしたことのあった根が入っている場所にエントリーしてみることに。

波を凝視し、寄せ波でスロージャーク。引き波でフォールを絡めたスイミング。


因縁の根に差し掛かる頃。手元の微かな変化に体は即反応。


浮かない魚に良型の期待が高まります。

引き波も手伝って、ボトム付近で、酷く絞られましたが、それをねじ伏せるためのモンスターストリーム。糸は1cmも出させません。

フッキング位置が口先のみということで、迷うことなくネットを入れ、捕獲完了です。



いただきました。コンクリランカー。やや、スリムな全長85cm。



計測後、撮影してみましたが、頭は右向きで、しかも、口開きに・・・。

滅多に使わない安物メジャーは、ずれて捻れました・・・。

水揚げ後に、うだうだやりたくなかったので、これにて、ご勘弁。


この魚。興味深いことに、産道が裂けて出血していました。

産卵直後でしょうか・・・。

ともあれ、久々のランカークラスにご満悦です。

ちなみに、この後は全く反応が出せず、昼過ぎで撤収致しました。



日中にコンクリの足場で獲るランカーこそ至高。この釣りを始めて間もなく15年目に突入しますが、未だに変わらない美学。



0か1の博打は、若干フライング気味のクリスマスプレゼントという結果をもたらしてくれました。


Tackle
Rod:MSS892
Reel:STELLA
Line:#1.2
Leader:30lb

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